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教え魔になっていませんか?【自学力を伸ばす、塾長コラム】
最近「教え魔」という現象が
問題になっているようです。
ボウリング場やゴルフ場などで、
見ず知らずの人に
指導を始めてしまう
そんな人たちのことを
「教え魔」と呼ぶそうです。
きっと教えている人は、
よかれと思って教えているのでしょうが、
教えられている人にとっては、
ちょっと迷惑。
いわゆるおせっかいなのでしょうが、
なぜ、よかれと思ってしていることが、
おせっかいになってしまうのか。
その原因は、
「相手が求めているかどうか」
という点です。
実は勉強でも、
この「教え魔」のような現象があり、
この場合、一生懸命教えても、
学ぶ側が求めていないので、
教えた人の思うようにはなりません。
学ぶの語源は「真似ぶ」と言われています。
どれだけ指導者に力があっても、
学ぶ側が真似をしたいと思わなければ、
効果が得られません。
勉強、学習、習い事、
こういった知識技能を習得するものは、
全て学び手に主導権があるのです。
これこそが「自学力」の本性です。
大人の側が「教え魔」にならないよう、
子どもたちの様子をよく見て、
求めている適切なタイミングで、
適切なものを与えたいものです。
適切なタイミングを待つ。
これも「自学力」を伸ばすために
大切なポイントです。