ごあいさつ
自学道場に興味を持っていただき、ありがとうございます。
ようこそ、新時代の学習塾へ。
自学道場 ヘッドコーチ
安永 吉光
担当生徒はのべ1500名以上、担当授業数は12000時間を超えます。
おかげさまで優秀な生徒たちに恵まれ、国公立大学の医学部から有名な難関私立中学まで、さまざまな学校に合格してくれました。
そんな私が、かつて個別指導塾で講師をしてきたときのことです。
当時の私は、とにかく教えることに一生懸命で、一人一人のカリキュラムを作り、テストを作り、授業をしました。
もちろん、親身に指導した教え子たちは、平均点が取れなかったテストでも、平均点以上の点数を取ってくるようになり、1ヶ月ほどで成績も上がり出しました。
しかし、3ヶ月ほど経って一定の成績を取れるようになって以降だんだんと成績が伸びなくなってきました。
そして、この頃から生徒からこんな質問が増えてくるようになりました。
「次は何やったらいいの?」
「この問題はどうしたらいいの?」
私は、この時には気づかなかったのですが、今思えばこの質問は、勉強に対する主体性のなさからくる質問でした。
そして、この主体性のなさが原因で、勉強に対する姿勢も消極的になり、それまでほど熱心には勉強をしなくなりました。
成績が上がらない原因は、教材や講師、学校あるいは塾のせいにする、「人のせい」にするクセがついていくようになってしまいました。
それもそのはず。
個別指導塾という特性上、カリキュラムも教材も授業のペースも、全て生徒一人一人のために塾が考えて提供します。
一見、素晴らしいシステムのように思えますが、見方を変えれば、生徒は考えることをしなくなっていきます。
個別指導は、「自立」をさせるためのシステムではなく、「依存」をさせるための学習システムだったわけです。
教え込むことで勉強が嫌いになる ~合格しても悲劇が待つ~
その後、私が中学受験激戦区の東京にある大手進学塾で講師をしていたときのことです。
25歳の頃、当時駆け出し講師だった私は、毎日必死に授業のための予習をし、とにかく少しでも多くのことを生徒に理解させようと、入試問題で出題されそうな知識を抱えきれないほど大量に生徒たちに教えていく毎日でした。
当時は若かったこともあり、出来ない生徒を見つけてはみっちりマンツーマンで指導をし、手取り足取り教えることを大切に思っていました。
時には、怒鳴りちらしながらでも...。
それはまるでクイズ王でも育てているかのような、マニアックな知識も含め、生徒の発達や成長ということは全く考えから抜け落ちた授業になっていました。
とにかくみっちり無理やり教え込んでいたこともあり、もちろん中学受験では無事合格できる生徒もたくさんいました。
しかし、残念ながら不合格になってしまう生徒や、受験をあきらめていく生徒もいました。
そして、あるとき、重大な矛盾を目の当たりにしました。
2007年の夏、その年の4月に優秀な成績で奨学生として中学受験に合格したばかりの卒業生のお母さんから、一本の電話がかかってきました。
「先生、うちの子が中学に入ってから勉強しなくなってしまったんです・・・。」
あれだけたくさんの授業に耐え、頑張って勉強をし、合格できた生徒が、なぜそんな風に変わってしまったのか・・・。
耳を疑いたくなるような話でしたが、お母さんの話によれば、中学入学後、学校から与えられる課題の多さにいっぱいいっぱいになり、勉強が嫌になったとのことでした。
せっかく志望校に合格したにもかかわらず、学校の指導についていけていないという矛盾。
これは私にとってもとても衝撃的な出来事でした。
そして、私は担当している生徒の様子を改めて観察してみることにしました。
そこにあったのは、成長途上にある小学生たちが、勉強に追われ、勉強の楽しみを感じることなく問題を解き続け、疲弊していく姿でした。
お母さん、お父さんはお子さんの将来を思って、中学受験をするという大きな決断をされたにもかかわらず、中学へ進学したお子さんは燃え尽きてしまったかのように勉強を嫌いになる・・・。
果たしてこれは子どもの将来にとって、本当にいいことなのだろうか・・・。
成績が上がるのは当たり前!生活習慣まで変わる 新しい学習法「自学道®メソッド」の誕生
私は悩みました。
どうしたら子どもの明るい未来に中学受験がつながっていくんだろうか?
講師としての私は、どこか腑に落ちないような、やりきれない思いを抱えていました。そして、思い悩む毎日を送りながら、ある授業で気づかされたのです。
小学5年生の社会の授業の時でした。
その日は、私の体調が悪く、ひどい偏頭痛がしていました。いつものように1から10まですべてを解説する元気がありませんでした。
そこで、答え合わせの時に生徒に、「解答となぜその答えになるのかという理由付けをできるだけ説明しながら答えるように」と、お願いしてみました。
すると、一生懸命考えながら答える生徒たちの目は活き活きと真剣になり、みんなで考え、答えを導き出せていたのです。
私は頭を稲妻で撃たれたような、胸を槍で貫かれたような衝撃を受けました。
本来、学習というのは知らなかったことを知ることになる、分からなかったことが分かるようになるという楽しさが原動力になって、自ら学び、自ら調べ、自ら考え自ら問題解決するというものなのではないか。
この自ら学ぶ楽しさこそが本当の学力=自学力なのではないか・・・と。
私は、思い切ってそれまでの指導法を変えることにしました。
私は、教え込む指導法から、徹底的に考えさせる指導法を実践していくようにしたのです。
もちろん、当初は試行錯誤の毎日でした。
「入試に出る必要な知識を教え切れないんじゃないか。」
「合格までのスケジュールは足りているのだろうか。」
という不安も抱えていました。
しかし、そんな心配や不安をよそに、生徒たちはどんどんと自分から勉強するようになりました。
質問をしてくることも増え、難しい問題にも自分からチャレンジするように変わっていったのです。
こうして、自学力を身につけた生徒は、小学生から高校生まで、どの学年においても教え込まれた生徒よりも応用力も高く、当然成績も高くなっていきました。
それも、学年が低ければ低いほど、この効果は高く現れてきました。
そして、医学部のような難関と言われる入試においても、合否を分けるのは自己分析力であることも指導していく中で分かってきました。
自学力さえ鍛えられていれば、何年経っても意欲が高く、向上心を持って努力できる子が育つのです。
そして、人は一生育つものだと痛感し、私自身もこの体験から成長させてもらいました。
私は、この「自学力を鍛える」ということに特化した塾を作りたい。
いつしか、そう思うようになり、
私は自学力を徹底的に鍛えていくための方法「自学道®メソッド」を作り上げました。
そして、2015年の7月、小学生向けの学習塾「自学道場」を開校しました。
開校から1年、自学道場に通う生徒たちにも様々な変化が現れてきました。
それまでテストで20点しか取れなかった男の子が、たった2ヶ月で、100点満点を取ったり、
人前で話をすることが出来なかった子が、3分間のスピーチができるようになったり、
行動が遅かった子が自学道場から帰った後、次の日の準備や食事などの行動までテキパキとできるようになったりと、
自学力を身につけた子は、単に勉強ができるようになるだけではなくどんなことにでも意欲的にチャレンジする子へと変わっていきました。
自学道場は、手取り足取り、大量の知識をシャワーのように浴びせるような指導法をお望みのご家庭には向いていないかもしれません。
しかし、我々には10年後、20年後活躍するために必要な知恵や創意工夫を身につけていくための新しい学習法「自学道®メソッド」があります。
自学道場は、成績が上がるのは当たり前!生活習慣まで変わる塾なのです。